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ドイツでナチュラルライフ(の予定) newmessage.exblog.jp

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2012年2月~ドイツで暮らしています。こんな感じで生きてます、という徒然系備忘録です。


by nm24

お金払ってきました・・・苦笑


先日、財布を忘れてお店の人にタダ飯させて貰っちゃった事件。
(→これです)

きょう、学校の後にお金を返しに(そしてまたランチ食べに)行ってきました。

・・・もうすでに顔馴染みですっ!(照)
店主らしきおじさんに「あのぉ、先週・・・」と喰い逃げ犯(?)が事件現場にまた現れた旨を伝えようとしたところ、笑顔で「はい、はい」という感じで「何も言わなくていいよ」的な仏オーラが出ていました。

今度は財布を小脇に抱えながらいざ、お皿に食べたい物を盛り、お会計へ。

そこには「Geschenk!(プレゼント)」と言ってくれたお姉さん(おばさんではなかったので訂正)が、これまた笑顔で立っている。

「えっと・・・2人分(テヘッ)」と言うと、何事もなかったかのように「ハイハイ、じゃ、10ユーロ」と。


改めてお礼を言いました。
そしてようやく借金帳消し!


先日は全然味わえなかったご飯。
きょうはちゃんと味わって食べることが出来ました☆
(もともとここのアジア料理は好きなので)


出てくる時も、「じゃあまたね~」的に笑顔で送り出して貰いました。


同じドイツで暮らすアジアの同朋よ・・・。
貴方達に幸あれっ!!


前職柄、「仕事人とはどうあるべきか」ということをよく考える環境にいたのと、今でも人の「姿勢」みたいなものには目がいくし、興味があるのですが、今回の彼らの咄嗟の(?)行動(=お金を持っていない客に、なんの担保もなく食事をプレゼントした←大した額ではないにしろ)から学ぶことはたくさんあります。

ロジカルに考えると、
客が困っている→助ける(ある意味恩を売る)→客は有難く思う、お返ししようと思う(←ここら辺の感覚は人によってまちまちだとは思いますが)、もしくはクチコミで店のことを周りに宣伝してくれる→恩義を感じた客(←ここらへんの感覚も人によってまちまちだけど)はまた戻ってくるし、新たな客も呼ぶ→新たなる商売につながる

という公式が導かれます。


ただ、今回、お店の人たちはそういうようなことを咄嗟に考えた訳ではなく、彼らの素の親切心がなせる技だったのでは?と思います。


困っているから、助ける。

ただそれだけ。


結果、私はあの店への忠誠心誓い(ってそんな大げさなものじゃないけど、似たようなものを食べるならあの店に足を運ぶようになると思います)、周りの友達にはあの店ホント親切だし美味しいよ、とクチコミを広げています。


人間として、きっと彼らは当然のことをしたと思っているのでしょうが、そういった志は長年の人生で培われていたものだと思うので、そういった意味でも、商売人としてではなく、一個人としての人に対する姿勢に私は感動した、と言っていいかもしれません。


こういった、損得でものを考える前に、自分の感覚で、己の価値観や信念に聞いてみて、判断が出来るような、そんな人でありたいものです。


・・・ってかなり話が大きくなりました 笑



あ、お店の名前ですが、ここに載せるかどうか迷ったのですが(タダ食い者が押し寄せると困るから)、名前だけ、こっそり、載せておきます。
Mr. Dang'sというお店です。
ベトナムの人たちがやっています。

もしマンハイムを訪れる際は、是非、探してみてください☆(なーんって)
くれぐれもお財布は忘れずに♪
by new_message24 | 2012-07-25 02:01 | cafe & restaurant | Comments(0)