人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ドイツでナチュラルライフ(の予定) newmessage.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

2012年2月~ドイツで暮らしています。こんな感じで生きてます、という徒然系備忘録です。


by nm24

出産、私の場合(後半)


出産前日の写真。
これが最後の妊婦写真になるであろう、と予感して撮った1枚。
(目標にしていた?腹回り1メートルには遠く及ばず。。結局最終的な体重増加は+10キロでした)
出産、私の場合(後半)_b0249902_2035188.jpg


前半に引き続き、勝手に続編、後半をお届けしたいと思います。。


午後、1時頃、分娩室へ入りました。
・・・と言っても、すぐに生まれるわけではなく、分娩の時間までここで過ごして下さい、的な感じで部屋へ。

この日、普通分娩したのは私だけで(もう1人出産した人は、18時間の難産で結果、日付が変わってから帝王切開になったそう。。)、分娩室は全室空き部屋!状態だったので、付き添いの旦那&母と個室でゆっくり・・・はしてないけど、まぁ、水入らず?で思う存分、痛みを表現&発散することができました(笑)


こんな感じの部屋。ポップです(笑)
出産、私の場合(後半)_b0249902_20413413.jpg


これが分娩台なんですが、この上でなくても、床にマットとか、椅子とか、あとは天井からぶら下がってるロープみたいなのに掴まる感じで産むのもOK。
出産、私の場合(後半)_b0249902_20441866.jpg


私は無難に?この分娩台にしましたけど。
これも、いろんな形に変形できるらしいです。
ちなみに、ドイツ人サイズのこのベッド、私には非常に使いづらかった・・・。
手を置くバーとか、位置が高すぎて、力が入らない~、みたいな。。
後から旦那に文句を言ったら、
「言えば調節してもらえたのに」
と言われたけど、そんな余裕なかったしね。。。汗

ちなみにトイレも妙に高くて、足がプラプラする感じ。。
陣痛の合間のトイレとか、恐怖(?)の産後トイレのときも、足がつかない故に、力が入れられず、つらかったです・・・。私、日本人の中では大きい方なんですけどね、、


もとい。
この部屋に入って、まずはまた、CTG。
このころになると、更に腰の痛みは増し・・・。
入院用のベッドに横になって(←産後はこのベッドに横たわったまま、病室まで連れて行かれた)、CTGをとったのですが、上からぶら下がっている吊革みたいな三角のところに手をかけて、仰け反るようにして痛みを耐える。。

そして、陣痛の合間には、疲れて一瞬寝る・・・の繰り返し 笑

CTGの後、赤ちゃんの頭の位置をいいところにおさめるとか何とかのエクササイズを30分超しました。
私が分娩ベッドに四つん這いになり、1,5mくらいの布を私の骨盤周りに回し掛け、後ろから旦那が布の両端を持って揺する、というエクササイズ。
…骨盤を弛めて赤子の頭を更に下ろすのが目的だったかと。

このエクササイズ、結構キツかったですけどね。時間的に30分って長かった。。
勿論、途中で陣痛きたときは休憩しましたけど。

このエクササイズ、かなり効果があって、ここから一気にお産が進みました。=痛さも倍増〜!苦笑

またしても歩くようにというスパルタな指示が。
頑張って歩こうとするも、部屋の中で1m歩いては痛さに耐え、また1m歩いては止まり、、、みたいに、殆ど歩いてなんかなかったですけど。


しばらくしてから再度CTG。
この頃になると、痛みに耐えるため、あ〜〜〜、とか、う〜〜〜、とか、思いっきり発声してました 笑 …その方が痛みが和らいだ気がします。

ここで、子宮口全開に。
が、私の場合、まだ破水していませんでした。私の出産担当のへバメ/助産師さん(私の普段のへバメさんとは別の人。出産はヘバメさんが主導権を握って進み、お医者さんは最後、本当に生まれ出てくるときに立ち会う程度)はナチュラル志向?っぽく、あくまでも自然破水するのを待ってるっぽかったです。

…結局、待っても破水しないんで、プチっと最後は破水して貰いましたが。

そこから、「あぁ、イキみたいってこういうことを言うのね、、」と生まれて初のイキみ感を実感。

幸いにして?、その時点でもう10センチ開いていたんで、世に言うイキみ逃しはしなくて済んだんですが、これ、逃すのって相当辛そう…と思いました


そこからはもう、必死です 苦笑
力入れろ、目は閉じるな、声を出す際は低音で延ばすように、等、指示が。

始めは四つん這いで、両脇を手すり?に掛ける格好をしていたのですが、その正面には、旦那と母が。

目をかっ開いて、低音で発声する、汗だくになる私、、、かなりホラーに違いない、と思いました 苦笑
まぁ、そんなこと気にしてる余裕なんてなかったですけどね。。

この態勢、かなり疲れるんです。
全体重が膝と脇のしたに掛かるので。

ポジション変えてもいいよ、と言われたので、仰向けに。でもこれも、上にある手すりが高すぎて、手が届かない〜汗

しかも力もよく入らなかったので、横向きになり、へバメさんの肩に片足を乗せる感じに。
これ、私的には無理のないベストポジだったのですが、ヘバメさんが、

「お腹の子が出て来づらい態勢だから、最初のに戻りましょう」
と、あえなく却下~。

もう、最後は膝立ち、脇の下ぶら下がり態勢で(←ちなみに次の日脇の辺が筋肉痛に。。。w)。

何度、力を入れてもなかなか出てこない我が子。
ありったけの力を振り絞って、相当すごい形相で頑張っているつもりなんですけど、それでもスポンとはなかなかいかない。。

リアルな話、頭が股の間に挟まった状態で、陣痛の合間を過ごすのが、ものすごく気持ち悪かったです・・・。
そこに頭があるのに、、出てこない・・・という感覚がもろに分かったので 汗

どうにもこうにも頭が最後まで出てこないので、ヘバメさんが
「次、イキんで出てこなかったら、会陰切開してもいいか?」
と。

もう、そんな、すぐにでも切って下さい、という心境でしたが、その最後のイキみで・・・
気が付いたら・・・

自分の足の間(←私、四つん這い状態だったんで、地面が見える態勢でした)に、、、

ひょろりと細長い、全身が青っぽい、でも髪の毛が黒光りした・・・

赤ん坊が横たわっていましたーーー!!!


感動とか、は正直あまりなく、とにかく、「出たぁ~~~!!!!」という、達成感&安堵が。。。

ホント、「出たぁ!」というのが一番正直・素直な初めの感想でしたw


はじめて対面する我が子。
・・・全くもって実感湧かなかったです 笑


そこからすぐにカンガルーケアしてもらって、そうこうしているうちに、胎盤もするりと出て(胎盤、是非見たかったので、じっくり見させてもらいましたw)、一安心。

が。。。赤ん坊の頭が、私のサイズに対して大きすぎたため・・・裂けました・・・涙
残念、毎晩の会陰マッサージ。。。

色々と裂けちゃったみたいで(大汗)、3か所、縫合することに。
・・・麻酔の注射が、、、痛かった(涙)
裂けたときは痛みとかなかったですけど、麻酔が、、、そして私、血だらけ・・・みたいな(汗)


母が血だらけで縫われているときに、坊は、きれいにしてもらっていました。



なお今回、看護師さんとヘバメさんの見習いの人たちも立ち会っていて、総勢6名の観客?に見守られる中、出産しましたw
クライマックスに差し掛かったところで
「見学してもいいか?」
と尋ねられましたが、もう、お好きにどうぞーーーー!!!という感じでした。


これまでずっとヨガをやっていたのが、ここにきて本当に役立ちました☆
呼吸でここまで痛みを軽減できるなんて!!痛みにフォーカスをせず、呼吸にフォーカスすることで、痛みも減り、そして赤子にも酸素が送れるという一石二鳥!
産後の体の回復も早く、会う人たちにはとてもついこの前出産した人とは思えないほど元気に見える、と言われるのも、ヨガやウォーキングで鍛えておいたからこそ、なんだと思います。

それと、痛み逃しつながりで言うと、「旦那のTシャツ」にも助けられました。
当日、旦那はユニクロの企業Tシャツ(サントリーウイスキーのTシャツ)をきていたのですが、このTシャツには歴代のウイスキーボトルの絵が施されています。

私は、陣痛の際、このTシャツを凝視して、そのTシャツのボトルに書いてある英語を必死で読んでいましたww そうすることで、気を紛らわせていたのですが、これも案外効果あったかも!笑

・・・でも、総じて、出産の痛み、私の感じたところでは、耐えられる痛みでした。
私、人よりも痛みに弱いと思っていたのですが、出産の痛みは大丈夫でしたよ 笑




・・・そんなこんなで、えらい長文になりましたが、出産当日は、分娩室で家族4人(新生☆息子、旦那、母、私)でゆっくりしたあと、20時過ぎ位に私は病室へ運ばれていきました。

そこから・・・初の親子(息子と私)2人の夜・・・(ドキドキ!)



以上、長くなりましたので、出産体験記はこの辺で。
また、入院体験については改めてアップしたいと思います。


長文にお付き合い頂き、ありがとうございました☆
(リアルに書いてしまい、失礼しました、、)


◆◇◆ランキングに参加しています◆◇◆
今日も訪問有難うございました☆
以下、クリック頂けると嬉しいです!!

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村
Commented by 伊藤 at 2013-09-12 11:06 x
読んでるうちに自分の出産の時のことを重ねながら読んでいました。笑
出産はドイツの方がスパルタかも。
けれども、産後の回復が順調で何よりです。
わたしもIさん同様自然に切れましたが、縫っている時間が結構かかっていて、産後直後でしたが、冷静に結構切れたんだなと自覚・・・。わたしの場合その回復に時間がかかり1か月検診のときもまだ治っておらず1カ月以上実家でお世話になりました。さらに、1年以上違和感がありました。出産て予想外のできごとのオンパレード♪でも、生命の誕生のおもしろさ?不思議さからなのか前進するのみなんですよね。笑。それではお体を大切にお過ごし下さい。
Commented by new_message24 at 2013-09-12 16:45
>伊藤さま
日本で出産したことがないので比較が難しいですが、やっぱりドイツらしくスパルタかもしれないですね(笑)
縫合、最初はトイレが恐怖でした~!!汗
今度記事にも書こうと思いますが、アルニカというハーブ(傷に効く)のエキスが含まれたシート状のものを患部にあてていたら、腫れがひき、違和感がすぐになくなりました。
ここら辺の自然療法も助産婦さんから教えてもらいました。
次は産褥体操デビュー予定です☆
Commented by Uraran at 2013-09-13 20:41 x
前編・後編一気に読ませて頂きました。
自分のことも重ねながら、、安産とは言え大変でしたね。出産シーンの所で涙が出て来ましたよ(>_<。)
ひとそれぞれの出産ストーリーがあるんだって思いました。(私も落着いたらUPしようかな。ドイツ式はスパルタだったって同じかも。。)
次に出産する機会があったら、その前にヨガと気が紛れるTシャツを用意します。(=´∇`=)
Commented by new_message24 at 2013-09-14 17:25
>Uraranさま
本当に、お母さんと子の数だけストーリーがありますよねぇ。是非、Uraranさんの体験もいつか伺えることを楽しみにしています!!
by new_message24 | 2013-09-09 20:50 | 妊娠・出産 | Comments(4)