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ドイツでナチュラルライフ(の予定) newmessage.exblog.jp

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2012年2月~ドイツで暮らしています。こんな感じで生きてます、という徒然系備忘録です。


by nm24

入院③誘発分娩 (後期流産)


※※※ 妊娠・流産についての記事が続きます ※※※

※※※ 苦手な方、読みたくない方は読み進めないで下さい ※※※







朝の10時半に一番最初のCytotecを服用。

この薬、かなり強い薬みたいで、人によってはひどい吐き気や下痢を催すそうです。

私は、大丈夫でしたが、なんだかダルイというか、眠気が常にある(これはいつも!?)感じでした。



たったの1錠を服用した30分後、すでに出血がスタート。


その時点で、飲食が禁止になりました。(手術に備えて)
・・・ちなみにこの断食?、結局約24時間くらい続くことになりました。。。


そして、「もしも」に備えて、水洗トイレの使用も禁止に。
それからは、バケツがはめてある車いすトイレを使用するように、と。


出血した旨を伝えた看護師さんからも、

「痛みを感じ出したらすぐに言うのよ、あなたは痛みを感じる必要はないんだから」

と言われました。




それからは、旦那となんとなく時間を過ごしたり、うたた寝したり。

途中で旦那も一旦帰り、坊を連れてきてくれたり。


薬は4時間おきに1錠ずつ服用していきました。



お腹がなんとなくグルグルするような感じはありましたが、

痛みは一切なく。



途中で見にきた、指導医には

「陣痛のような痛みはない」

と言われたけど、


夜勤だった、明らかに新米の先生には

「かなりの痛みがくるはず」

と言われ、???



夕方、破水するも、痛みはいまだ訪れず。
(坊出産のとき、最後の最後まで破水せず、人工破水だったので、初の自然破水にちょっぴりビックリ)


夜、服用をやめてゆっくり寝て明日に備えるか、

それともこのまま続けるか、という選択肢がありましたが、

夜、その新米先生の内診があり、

「子宮口がほとんど開いていないので、このまま続けましょう」

と。



夜、4錠目を服用し、ベッドで本を読んでいたら、すぐに結構血の塊が出てきた感覚があり。


まぁ、このまま今夜は何にも起こらなそうだし、寝る前にパッドを替えようとトイレへ。





(注意) 以下、出産に関する内容で、リアルです!
読みたくない方は、戻るボタンで違うページへどうぞ

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓










トイレで、ズボンとネットパンツ(入院すると履かされるネットで出来たパンツ)を下ろすと・・・




そこには、我が子が・・・




ビックリする間もなく、つるつるしたその子は・・・・




トイレの床に・・・・





落下。。。







ぎゃーーーーーー!!!

赤ちゃん、落としたーーーーーっ!!!!





自分で拾い上げて、何か不都合でもあってはいけないし、


とすぐにナースコール。




夜勤の看護師さんがやってきて、


血相を変えてトイレに入っていきました。



それから、先生をすぐ呼ぶから、と


部屋に残される私。




とりあえず、旦那にSMSだけ送る私。






バタバタと新米先生とヘバメさん(助産師さん)がやってきて、


「赤ちゃんはどこっ!?」


と。




「トイレの床に・・・」

と伝えるも、


先ほどの看護師さんが、レスキューしてくれていたみたいで、

無事、ヘバメさんの手に。





その間にバタバタと私は手術着に着替え、準備。



事務的な質疑応答がありましたが、

新米先生が要領を得ていなかったみたいで、


ヘバメさんに怒られている新米先生。




「やっぱりこの先生、全然新人じゃーーーん!」

と心の中で思う私。




ヘバメさんに

「赤ちゃんを見たい?」

と聞かれ。



見たいもなにも、もう、超リアルに自分の足元に落ちていく子をみていますから。




こういった出産で、生まれてきた子を見たいかどうかは、本人の意思次第で、

もしその場で見たくなければ、写真を撮って、封筒に入れて渡してくれる、

というのが事前の説明でした。




改めて、我が子に対面。



臍帯ヘルニアがあって、お腹がプックリと膨れ上がっていましたが、

それ以外は、全く普通の赤ちゃんに見えました。



「性別を見てみようか」

と言われ、ヘルニアをよいしょっと上にあげると、




小さな小さな、突起が付いていました。




その子は、男の子でした。






最後まで、全く痛みを感じることなく、

確かに、何か大きなものが出てきた感覚はありましたが、

それが赤ちゃんだったなんて気づくこともなく、


文字通り、つるりっと生まれてくれた我が子。


本当に、全くの無痛でした。



最後の最後まで、気遣いをありがとう。



しかし、

最後の最後に「床に落とす」なんていう失態をして、

本当にごめんなさい。


・・・一生の不覚です。







それから、陽気な麻酔医がやってきて、

しばらくしてから、


ベッドのまま、深夜の病院の廊下をガラガラと、


手術室まで運ばれて行きました。








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Commented at 2017-09-14 05:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by new_message24 at 2017-09-14 19:24
>鍵コメント頂きましたGさま
頂いたコメントに、思わず涙しました。
・・・そうか、そういう考え方があったんだ、と。
気持ちにピタッと寄り添って頂いたようなお言葉が、心に本当に響きました。
有難うございます。
Commented at 2017-09-15 05:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by new_message24 at 2017-09-16 03:55
>鍵コメント頂いたGさま

嗚呼、なんだか救われた思いです。
直感とか、巡り合わせとか、セレンディピティとか、普段はそういった理屈でないものも大切にしてきたはずなのに、しばらく何も感じない、信じられないような日々でした。

その代弁、実は本当にそうなんじゃないか、そう素直に思います。
Commented at 2017-09-16 07:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by new_message24 at 2017-09-17 00:37
>鍵コメ頂いたGさま
そうなんですねー!それは全く知りませんでしたし、想像もしていませんでした。

確かに安らかでしたよ…^^
by new_message24 | 2017-09-11 17:12 | どなたかのお力になれたら(後期流産) | Comments(6)